★基礎編★キャットフードの正しい選び方


猫ちゃんのフードを選ぶとき、食いつきが良い、喜んで食べてくれる、そんな理由で一般食やおやつばかりを与え続けていませんか?

一般食だけではカロリーも栄養も足りません。これはまるで、育ち盛りの子どもにジャンクフードやおかずだけを食べさせているのと同じことです。

猫ちゃんは、あなたに与えられたものだけで生きています。元気で健康に生きてもらうためにも正しいフードの選び方をしましょう。
ではどのような選び方をすれば良いのでしょうか?


◆大前提は「総合栄養食」

まずは、「総合栄養食」を選びましょう。これには、猫ちゃんが健康に生きるために必要な栄養素がすべて配合されています。それ以外に、おやつやご褒美用の「間食」、病気の治療を目的とした「療法食」、食いつきを良くする補助食、特定の栄養の調整サプリなど総合栄養食と合わせて与える「その他の目的食(一般食、サプリメントなど)」があります。
一般食は全体の20%を超えないように気を付けましょう。


◆原材料表記を確認しよう

フードを選ぶとき、CMで見たことがあるからという理由で、商品名だけで選んでいませんか?
フードの安全性や品質を判断するのも大切なことなので、購入時には、パッケージ裏の原材料表記を確認するようにしてください。

あまり良くない可能性のある素材が使用されていると「肉類」・「副産物」などあいまいに記載されています。このようなものは避けて、原材料名に肉の種類や部位が「チキン」や「肝臓」のように明記されている製品を選ぶようにしましょう。

「穀物」を含むキャットフードにも注意が必要です。猫ちゃんは、トウモロコシといった穀類で消化不良やアレルギーを起こす場合があるからです。不明な材料が使われている場合はしっかり調べてから購入するようにしましょう。

材料の品質と安全性が保証されている栄養基準局(AAFCOやFEDIAなど※)の認証があるブランドを選ぶと安心です。
※AFFCOは全米飼料検査官協、FEDIAFは欧州ペットフード工業会連合会の略称


◆合成添加物の使用有無を確認しよう

全ての添加物が悪いというわけではありません。総合栄養食の栄養補充のためや、フードの保存性を高めるなど必要なものでもあります。

大切なことは、猫ちゃんに悪影響を及ぼす添加物が使われていないかを確認することです。
長期間摂取により、内蔵への負担・アレルギーの可能性があるとされる添加物の代表的なものは以下の通りです。

・BHT(合成酸化防止剤)
・BHA(合成酸化防止剤)
・エトキシキン(合成酸化防止剤)
・赤色102号、黄色5号など(合成着色料)
・亜硝酸ナトリウム・硫酸ナトリウム(発色剤)

このようなものが含まれていないか確認しましょう。


◆大量買いをしない

安いからと言って、大きな袋のものを買ってしまったり、まとめ買いをしがちではないですか?
見た目が変わらなくても、賞味期限が切れたフードには、成分の変質・カビや虫の発生など危険がいっぱいです。猫ちゃんが賞味期限内に食べきれる量を購入しましょう。
そして、賞味期限はあくまで未開封状態の期限です。開封後はなるべく早く食べきるようにしましょう。





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