猫の年齢にあったキャットフードの選び方


猫ちゃんは、年齢によって、必要な栄養の量や栄養バランスが変わってきます。子猫は成長のサポート、成猫は健康維持、高齢猫はアンチエイジングや消化サポート、といったように、年齢によって求められる役割が違うため、猫ちゃんの年齢に合ったフードを選びましょう。


◆子猫用(〜1歳)フードの選び方

成長著しい生後約1年までの子猫期は、たくさんのエネルギーを必要とします。身体の基礎をつくる成長期であり、成猫の2倍ものエネルギーを必要とすると言われています。高タンパク・高脂肪を基本にたくさんの栄養を摂る必要があります。

生後1カ月までは初乳成分が含まれているものを選ぶことがポイントです。初乳成分は、自己免疫が付くまでの免疫の弱さをサポートする機能があります。
1〜2カ月頃にはウェットフードやドライフードをふやかした離乳食を与えましょう。
生後3カ月以降はタンパク質、ミネラル類、ビタミン類も多く含んだ子猫用のドライフードを与えるといいでしょう。
食の好みを形成する時期でもあるので様々な食感のフードを与えるのもおすすめです。
子猫は日々成長しますので、こまめに体重を測り適正量のフードを与えるようにしましょう。


◆成猫用(1歳〜7歳)フードの選び方

成長期が終わり体ができた1〜7歳程度までの成猫期は、子猫期ほどたくさんのエネルギーを必要としません。そのため肥満に注意が必要です。
タンパク質を豊富に含み、脂質やカロリーを抑えた成猫用のフードに変更しましょう。
成猫用、維持期用、1歳以上、などの表示がある成猫用キャットフードを与えて、適切な栄養量と体重維持に努めます。

特に成猫期に気を付けたいのが、去勢・避妊後の体重増加です。
一般的に、避妊・去勢をした成猫は必要なエネルギー量が減り、ホルモンバランスの関係で太りやす少なります。
避妊・去勢をした猫用のキャットフードや、比較的カロリーの少ないキャットフードを探してみましょう。
腎臓病予防としてアルギニンやオメガ脂肪酸などが配合されたキャットフードを選んでみても良いかもしれません。


◆高齢猫用(7歳〜)フードの選び方

7歳以降の高齢期の猫は、運動量が低下して筋肉が減り、脂肪が増えてきます。そして、色々な病気のリスクが高まる時期です。
高齢猫の猫に配慮した栄養構成になっているフードには、「シニア」「高年齢用」「アンチエイジング」などの表示が見られます。
タンパク質、脂質、カロリーともに高すぎるものを避け、ビタミンや腸の働きを助ける成分が含まれたフードなど健康状態に合わせたフードを選びましょう。

たくさんの種類があって分からない場合は、獣医師に相談してみるのも良いと思います。





Copyright © 猫のいる生活 All Rights Reserved.